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小学生のネット事情 誰と話して誰と繋がっているのか

この記事について

この記事では小学生がインターネットに接続して、何をしているのか、誰と繋がっているのかについて、インターネットにあまり詳しくない方向けに解説しています。前置きとして、現代は凄いスピードでSNSやメディアなどが進化しているのであくまで現状自分が分かる範囲、もしくは自分の子供と接して経験した範囲です。

 

インターネット通話ツール

ボイスチャットとは?

昔は友達の家に集まって皆と一緒にゲームをして遊びました。今はインターネットを通じて家に居ながら友達同士でオンラインゲームが出来る時代です。そして友達との会話はボイスチャットというインターネット上で音声通話のやりとりができるツール手段)が主流となっています。
ボイスチャットは多くのゲームが通話ツールとして採用しており、switchやパソコンなど多くのデバイスもそれに対応しています。

ボイスチャットに必要なものヘッドセット

有線タイプ・無線タイプ、ヘッドホンタイプ、イヤホンタイプなど様々な種類があります。値段もピンキリ。高額なものを買う必要はありません、スタンダードな5000円以下のものから選ぶのが良いと思われます。上記で紹介しているヘッドセットはお値段高めですが、軽量で子供の頭のサイズにも合うよう設計せれていて負担が少ないので子供にも好評です。

ボイスチャットでのトラブル

話す声が大きいのでうるさく感じます。子供達に自覚はありません、ただ元気にお話ししているだけです。

中学年(3~4年生)に多く見られる一過性のものですが、よく友達と口喧嘩をします。原因は他愛も無い事ですが語彙力が少ないことと感情のコントールが難しい年代ということもあり親のフォローが必要です。注意が必要なのは攻撃的な言葉を使うようになるので、その都度言い聞かせる必要があります。

話す相手は親が知る範囲を超える

最初は友達同士、同じ学校の範囲内で一緒にゲームをすることが多いためボイスチャットの相手も親が知る範囲に留まります。高学年になるにつれて友達の友達、ゲームで意気投合した相手、など親の知る範囲を超えて子供のネットワークは広がっていきます

インターネット通話アプリ

子供達のコミュニケーション手段は代表的なLINEからDiscord(ディスコード)まで多岐にわたります。ボイスチャット、テキストチャット、画像を送り合い、複数人と集まって一緒に話したりなど、保護者の想像を超えるスピードでこれらの使い方を習得していきます。

SNSの利用

スマホの所有率とSNS利用率

小学生のスマホ保有率は6年生で5割を超えています。(※1)SNSの利用率も5割を超えています。(※2)このことからも分かる通りSNSはもはや避けては通れない道。

 

小中学生のスマホ所有率上昇 調査開始から初めて小学校高学年で4割を超す

モバイル社会研究所

 

【小中学生】サービス別利用率(男女別)

モバイル社会研究所

※1https://www.moba-ken.jp/project/children/kodomo20240129.html
※2https://www.moba-ken.jp/project/children/kodomo20231106.html

SNSは友達とのコミュニケーション手段

小学生がSNSを使う理由は友達とコミュニケーションをとるため。「今からゲームできる?」「宿題の範囲教えて」「明日学校に持って行くものなんだっけ」等々、子供同士で情報を共有したりしています。

SNSによるトラブル

言語だけのコミュニケーションは誤解を招きやすいです。まだまだ未熟な子供たちは相手への思いやりに欠けていたり、言葉が足りなかったり、軽率な書き込み投稿によるトラブルげ懸念されます。
調べれば調べるほど小学生にSNSを使わせるのは不安ばかりですが、悪い事ばかりではありません。私が調べた記事によると小中学生の8割が学校で情報モラル授業を受講ー受講による効果が表れるーという調査結果がありました。

それでも増加し続けるSNSのトラブルや事件。これらを防ぐために出来ることは情報モラル授業を根気強く続けていく、親もこまめに言い聞かせるしかないと思います。

SNSによるトラブルに巻き込まれないために、保護者が気をつけておきたい事

以下小学生にも起こり得る「SNSトラブル」 実際の事例と保護者が気をつけることとは|学研教室より引用して解説したいと思います。

ペアレンタルコントロールを利用する

子どもが安全にスマートフォンを利用するために、アクセス制限などを行う機能です。ペアレンタルコントロールでは、不適切なコンテンツにアクセスできないようにしたり、有害なアプリのダウンロードを制限したりする「フィルタリング」をかける、SNSアプリを使える時間を制限する、アプリ内課金の制限をするといったことができます。

これはスマートフォン、パソコンと両方が必須です。ゲームにおいても子供の年齢を設定することで友達登録していない人とはボイスチャットが出来ないなどの制限がかけられます。これについては今後、別記事で詳しく解説しようと思います。

スマートフォンを使う時のルールを決める

スマートフォンを子ども部屋に持ち込まない、○時になったら使わないなど、スマートフォンの使い方について、ルールを決めることも大切です。
保護者のいるところでスマートフォンを使っていれば、何か困ったときにはすぐ相談できるでしょう。また、子どもが困っている様子や悩んでいる様子がわかり、適切にサポートすることができるはずです。

これもスマホに限らずパソコン、ゲームなどインターネットに接続できるものすべてにあてはまります。そしてなるべく保護者が傍にいる状態で使わせることを心がけます。ゲームに夢中になると子供は言葉遣いが荒くなり、動画やアニメの影響からかびっくりするほど言葉遣いが悪くなったりします。これをそのままにしておくと後々困るのは本人です。こういうこともあるので、なるべく保護者が傍にいて子供を見守ってあげることが重要です。

SNSの使い方や危険性について話しておく

人の悪口を書き込まない、知らない人に写真を送らない、会おうと言われてもすぐ会いに行かない、個人情報を書き込まない、写真や動画を投稿するときは場所が特定されないよう気をつける、著作権の侵害についても、きちんと話して納得させたうえで、SNSを利用するようにしましょう。

インスタグラム、X(旧Twitter)、YouTubeTikTokには年齢制限があり、12歳以下でアカウントを作ることはできません。
小学生のうちはアカウントを利用させない方がよいでしょう。

個人情報が漏れるとどうなるのか、知らない人に画像を送るとどうなるのか、これらをしっかり説明して理解させないと子供は興味本位で色々試してしまいます。考えられるトラブルの種類は大きくわけて3つ。人間関係トラブル、金銭トラブル、性被害によるトラブル、注意しなければいけないのは自分の子供が被害者にも加害者にもなりうるということ。これを前提にSNS、インターネットの使用について子供と話す機会を増やして予防していきましょう。

 

保護者に相談できる雰囲気作りをする

SNSトラブルで困ったことが起きたとき、すぐ保護者に相談できる雰囲気を作っておくことも大切です。子どもがルールを破るのではないかとそればかり警戒していると、子どもは何かあったとき怒られると思って保護者に相談しづらくなってしまいます。
トラブルが起きたときに保護者がすぐ対応できるよう、普段からコミュニケーションをとっておくことも必要です。
安全面から子どもにスマートフォンを持たせるご家庭も多いですが、まずは保護者がSNSのトラブルやリスクについて理解しておくことが大切です。

経験上子供が本音を話すとき、素直になるときは親が許してくれた時だと思います。ルールを守れればそれは頑張った証拠であり褒めてあげるべきですが、ルールを守れなかった場合でも頭ごなしに叱るのではなく、難しいことに挑戦しているのだと言うこと、練習中だから守れないときもあること、それを認めてあげてルールを守れるように促していくのが理想だと思います。

まとめ

SNSといえばLINE、Twitterが代表的ですが、子供たちの間ではたまりばアプリと呼ばれる複数人で会話やチャットが出来るアプリが主流になりつつあります。いずれにせよ使用する際の説明とその理解度を注意深く見守ってトラブルを予防することが重要です。

参考サイト

モバイル社会研究所
https://www.moba-ken.jp/project/children/

小学生にも起こり得る「SNSトラブル」 実際の事例と保護者が気をつけることとは|学研教室

インターネットトラブル事例(PDF